昔、オンボロの貸家に住んでたことがあった。
前回「満月オーバードライブ」
http://rainbowcafe.blog.jp/archives/58326371.html
に書いた親父が、オンボロの貸家においらが住んでいた時に
「おまえの家は網戸がなくてひどい」と言って日曜大工で
網戸を作ってくれたことがあった。
しかしこの網戸、
四角の木枠をつくり網戸を貼り家に釘で打ちつけたものなので
サッシのようにすべらない網戸なのである。
窓の外の景色がみたいとき
網戸が動かないので
永遠・網戸
あの不便な網戸!!!
あれから数十年・・
親父は亡くなったが
あの網戸、まだあるのかな?と通りかかった時に
おそるおそる貸家に寄ってみたら、
もう、ねえだろう!と予想していたのに
「よく人が住んでるな・・」
と思うほど老朽化した状態で
貸家も網戸も
昭 和
が似合うようなまま、
想定外で、まだ残っていた・・・。

この貸家に住んでいたとき、いろいろなことが起きた。
今日はその話を思い出しながら書くことにしよう。
雨漏りがひどいので
大家に屋根をなんとかしてほしいと
お願いしたことがあった。
そこはおいらの城だったわけだが
雨が降るたび、城は洗面器の王国になった。
屋根が瓦だったので、どっかずれてるのか?
その窮状を大家に話すと
大家は
「トタン屋根にしますから」
と工事業者を手配してくれた。
そこまではよかったのだが
2月初旬のえらい寒いときに工事業者がやってきて、
「小さい貸家なんで、今日一日で終わります」
と仕事に行くおいらの
出勤前に挨拶にきた。つまり仕事が終わって帰ってきたら
屋根は治っている、という計算だった。
それから夜21時に家に帰った。
暗いので屋根は朝に確認すればいいと思った。
家に入り、電気をつけようとしたら、電気の紐がない。
「暗いなあ」と思いながらテレビをつけた。
テレビは無事についた。しかし、電気の紐を捜すが
電気の紐はない。
「おっかしいなあ」と当時煙草を吸っていたので
煙草に火をつけると、なんだか頭がうすら寒い。
そして煙草の煙がまったく部屋に
滞留しない。
かなり、自分の息が白い。
異変に気がつき
「ん?」と天井をみると、天井がない。
「エ、エ、エー!」
と、天井がない。
夜空だ。
あわてて大家に電話すると大家も驚いて
工事業者に電話をしてくれた。
それからしばらくして大家から
「工事業者が仕事を終わらせることが
できなかったらしく今日は途中で
帰ってしまったそうなんですよ」
とのことであったが、こちらは大いに疑問が湧く。
「ブルーシートぐらいかけていけなかったのか?
今日は宿探してくださいと連絡できなかったのか?
せめて置手紙ぐらい玄関に貼っていこうよ・・」など。
大家は平謝り、宿代はだすし、業者には注意しときます
などの話となり、おいらはどうしようっかなと考えた。
翌日は朝はやくに仕事もあり、宿をとるの面倒くさくなり
雨や雪はなさそうなので、大家と電話で話した後
「まいっか、今日は寝るか」
と茶の間に布団を引いた。
こういうところがよくB型だと言われるのだが。
すると
まあまあ、よかった。
自分の家で寝ながら、星空がやたら
やばいほど綺麗なのである。
布団から出ている自分の口からでる息は
ものすごく白いのだが、夜空は美しい。
夜間飛行の飛行機の点灯が
部屋にいながら
空を横切るのである。
なかなか出来ない体験であった。
そのまま朝を迎え、屋根のない家もいいなと思いながら
出勤した。
日本にいながら、異国にいる気分になる一夜だった。
翌日は無事に屋根がついたが。
それでは今日はこのへんで・・
と言いたいところだが最後に1つ
エピソードを残そう。
忘れられないのは洗濯物を洗濯して
回り終えて洗濯機から洗濯物を取り出そうとしたら
蛇がいた!ときである。
おいら、どうしていいかわからず
ネットで検索した。
が、当時はADSLなどなく、
ガガッピーーギョロローーーーの時期だったので
検索はすごく時間がかかり
「蛇 退治」
など検索ワードを入れて
5分ほど時間がかかり
出てくる方法は「日本昔話」など、
まったく解決策の出てこない
ネットにやきもきしながら、最終的には
さいばしで蛇をつかみ
「となりの大家の庭に帰す」
という非常に原始的な解決方法で終結したのだが
これは、本当に、
びびる体験であった。
今日のブログは、こころなしか
「すべらない話」のような話題になってしまったが、
今回のお話を書いて
自分は、こころから
天然なのだろうなと再確認できた。
ごきげんよう!
前回「満月オーバードライブ」
http://rainbowcafe.blog.jp/archives/58326371.html
に書いた親父が、オンボロの貸家においらが住んでいた時に
「おまえの家は網戸がなくてひどい」と言って日曜大工で
網戸を作ってくれたことがあった。
しかしこの網戸、
四角の木枠をつくり網戸を貼り家に釘で打ちつけたものなので
サッシのようにすべらない網戸なのである。
窓の外の景色がみたいとき
網戸が動かないので
永遠・網戸
あの不便な網戸!!!
あれから数十年・・
親父は亡くなったが
あの網戸、まだあるのかな?と通りかかった時に
おそるおそる貸家に寄ってみたら、
もう、ねえだろう!と予想していたのに
「よく人が住んでるな・・」
と思うほど老朽化した状態で
貸家も網戸も
昭 和
が似合うようなまま、
想定外で、まだ残っていた・・・。

この貸家に住んでいたとき、いろいろなことが起きた。
今日はその話を思い出しながら書くことにしよう。
雨漏りがひどいので
大家に屋根をなんとかしてほしいと
お願いしたことがあった。
そこはおいらの城だったわけだが
雨が降るたび、城は洗面器の王国になった。
屋根が瓦だったので、どっかずれてるのか?
その窮状を大家に話すと
大家は
「トタン屋根にしますから」
と工事業者を手配してくれた。
そこまではよかったのだが
2月初旬のえらい寒いときに工事業者がやってきて、
「小さい貸家なんで、今日一日で終わります」
と仕事に行くおいらの
出勤前に挨拶にきた。つまり仕事が終わって帰ってきたら
屋根は治っている、という計算だった。
それから夜21時に家に帰った。
暗いので屋根は朝に確認すればいいと思った。
家に入り、電気をつけようとしたら、電気の紐がない。
「暗いなあ」と思いながらテレビをつけた。
テレビは無事についた。しかし、電気の紐を捜すが
電気の紐はない。
「おっかしいなあ」と当時煙草を吸っていたので
煙草に火をつけると、なんだか頭がうすら寒い。
そして煙草の煙がまったく部屋に
滞留しない。
かなり、自分の息が白い。
異変に気がつき
「ん?」と天井をみると、天井がない。
「エ、エ、エー!」
と、天井がない。
夜空だ。
あわてて大家に電話すると大家も驚いて
工事業者に電話をしてくれた。
それからしばらくして大家から
「工事業者が仕事を終わらせることが
できなかったらしく今日は途中で
帰ってしまったそうなんですよ」
とのことであったが、こちらは大いに疑問が湧く。
「ブルーシートぐらいかけていけなかったのか?
今日は宿探してくださいと連絡できなかったのか?
せめて置手紙ぐらい玄関に貼っていこうよ・・」など。
大家は平謝り、宿代はだすし、業者には注意しときます
などの話となり、おいらはどうしようっかなと考えた。
翌日は朝はやくに仕事もあり、宿をとるの面倒くさくなり
雨や雪はなさそうなので、大家と電話で話した後
「まいっか、今日は寝るか」
と茶の間に布団を引いた。
こういうところがよくB型だと言われるのだが。
すると
まあまあ、よかった。
自分の家で寝ながら、星空がやたら
やばいほど綺麗なのである。
布団から出ている自分の口からでる息は
ものすごく白いのだが、夜空は美しい。
夜間飛行の飛行機の点灯が
部屋にいながら
空を横切るのである。
なかなか出来ない体験であった。
そのまま朝を迎え、屋根のない家もいいなと思いながら
出勤した。
日本にいながら、異国にいる気分になる一夜だった。
翌日は無事に屋根がついたが。
それでは今日はこのへんで・・
と言いたいところだが最後に1つ
エピソードを残そう。
忘れられないのは洗濯物を洗濯して
回り終えて洗濯機から洗濯物を取り出そうとしたら
蛇がいた!ときである。
おいら、どうしていいかわからず
ネットで検索した。
が、当時はADSLなどなく、
ガガッピーーギョロローーーーの時期だったので
検索はすごく時間がかかり
「蛇 退治」
など検索ワードを入れて
5分ほど時間がかかり
出てくる方法は「日本昔話」など、
まったく解決策の出てこない
ネットにやきもきしながら、最終的には
さいばしで蛇をつかみ
「となりの大家の庭に帰す」
という非常に原始的な解決方法で終結したのだが
これは、本当に、
びびる体験であった。
今日のブログは、こころなしか
「すべらない話」のような話題になってしまったが、
今回のお話を書いて
自分は、こころから
天然なのだろうなと再確認できた。
ごきげんよう!